R03.06.12 例会 『原価計算をやってみよう!』


6月例会『原価計算をやってみよう!』を
開催しましたので、ご報告します。

会場は「ものづくり創造拠点SENTAN」
(愛知県豊田市)でした。
青年技術士交流委員会としては、
初めて使用する施設でした。

はじめに、SENTANの紹介を
施設のご担当の方から行っていただき、
その後、施設見学を行いました。
SENTANを運営する豊田市は市内総生産のうち
77%を製造業が占める、ものづくりのまちであり、
将来に渡って製造業を発展させるために
SENTANの運営をはじめ、
様々な施策を行っています。

SENTANには、旋盤、フライス盤といった、
従来からの工作機械に加え、
3Dプリンタ(右写真・左上)、
レーザ加工機といった、
近年普及が進んでいる工作機械、
更にはTIG溶接機も揃っています。

施設見学の後は、
メインの『原価計算をやってみよう!』です。

講義では、一般的な原価計算に留まらず、
新規事業での原価計算の実状を
講師の経験に基づいて解説され、
生きた知識を共有する貴重な機会となりました。

また、損益分岐点を計算する演習も行われ、
参加者は試験会場のような雰囲気の中、
懸命に筆を走らせていました。
参加者が携わっている業種が多種に渡っていたため、
各業種における原価構成の比較も行いました。
加えて、昨年の『全国大会2020〜中部大会〜』の
記念品であるスマホ用スピーカ
(左写真)を題材として、
損益分岐点を変動費や固定費を変えて提示し、
原価に影響を与える要素について
ディスカッションしました。
例会の最後には参加者全員に
ネームプレートをプレゼントしました。
例会当日にSENTANのレーザ加工機で板材を切り出し、
各自の氏名を刻印した、
唯一無二のネームプレートです。

今回の例会は、生きた知識、
演習、ディスカッションと、
業務の役に立ち、かつアウトプットを出すことで
使える知識に落とし込んだ内容となりました。

今後も体験をしたり、アウトプットを出したりと、
アクティブな例会を企画していきたいと思います!