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今回の環境WG活動は 瑞浪市化石博物館にて 化石採集の体験を行いました。 瑞浪市化石博物館では月に1回 「みずなみ化石教室」という化石採集を 体験できるイベントを行っています。 参加には開催日の1ヶ月前に申し込みを 行う必要があり、今回は申し込みに間に合わず 参加できなかった人もいました。 |
博物館の展示室の様子 展示室のフロアはそれほど広くは ありませんでしたが、発掘された化石標本が 所狭しと並べられていました。 学芸員の方からの化石採集体験についての 説明はここで行われました(右下写真) |
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説明の後、博物館の下にある 「化石の洞窟」で化石がどのように 埋まっているかを見せていただきました。 「化石の洞窟」、第二次大戦中に 疎開用の地下壕として作られたもので。 洞窟の壁面に埋まっている貝の化石がみえます。 (写真の白い点々) |
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博物館を出て、土岐川の河川敷(松ヶ瀬町)に ある野外学習地に移動しました(左上写真) 化石は川岸の砂岩層(山野内層)に埋まっていて ほとんどが貝類の化石です(まれにサメの歯) 場所によってたくさん見つかる場所と、全く見つからない 場所があります。 地層は比較的柔らかいですが、柔らかいため 力が分散しやすくハンマーが軽いと掘るのが大変です。 また、化石も柔らかく脆くちょっとした衝撃で 砕けてしまうので掘り出すのには細心の注意が必要です。 (右下写真) |
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なんとか掘り出した貝の化石です。 ユキノアシタガイという貝とのこと。 貝なので、化石になっても殻は残っており 茶白い部分が殻です。 さすがに1700万年前なので ちょっと衝撃を受けただけで砕けてしまうくらい 脆くなっています |
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化石採集後は、博物館の別館に移動し 化石レプリカの作成と化石クリーニングの 体験を行いました。 化石のレプリカ作成は元の化石から取った型から 石膏のの複製を作るもので(上写真) 海外などで化石の持ち出しが禁止されている場所 での採集で役立つ重要な作業とのこと。 化石のクリーニングは化石の形がわかるように の周りに付いた石などを取り除く作業です。(下写真) 石を除く作業はアートナイフなどを使うのが いいとの事ですが、貝類の化石は殻が脆いので うっかりすると簡単に砕けるので注意が必要です。 |