H25.11.16 11月例会

今年の11月例会は建設部会との合同見学会です。

集合場所は、養老鉄道の広神戸(ひろこうど)駅です。

JR大垣駅からの乗換えですが、ローカル線のためか

MANACA・TOICAは使用不可だったので、

久々に電車に乗るのに現金が必要でした。

参加者は青年・建設部会合わせて15名ほどです。

 

見学場所は建設中の東海環状自動車道の

一部である、下宮〜瀬古(岐阜県安八郡神戸町)

の高架橋下部の工事現場です。

この区間の建設を担当している

矢作建設工業株式会社の事務所

(左上写真のプレハブ)にて説明を受け、

その後工事現場に向かいました。

工事現場の様子

道路建設の現場ですが、現在は道路を載せる

橋脚を作っている段階なのであまり道路っぽくありません。

周囲は田畑が多いですが、

駅に近い街中なので民家も多い場所です。

民家も近いですが、工法の工夫(後述)により

低騒音で工事を行っています。

橋脚の基礎として地中に打ち込まれる杭(回転杭)です

杭本体ははスパイラル溶接鋼管ですが

先端にスクリューのような刃が付いています(右上、左下)

打ち込む際に杭を回転させることでドリルのように

地中を掘り進むことができるため

穴を掘るための残土の発生や杭打ち時の

騒音の発生を低減できます。

右下は打ち込み途中の状態ですが、やや斜めなのは

斜め方向に打ち込んでいるためです。

杭は地中深く打ち込むため、地中に入った

杭を回転させるために杭の上に取り付ける

補助工具の通称「ヤットコ」です。

パイプ形状ですが、杭とはちがい、

鋳造のような質感でした。

なぜ「ヤットコ」と呼ばれるかは不明。

 

杭打ち後の基礎の様子、この上に橋脚を立てます。

このあたりは川が近く、地下水がすぐに湧き出てくるため

(写真右上)、低い場所では左下の写真のように

完全に水に浸かってしまいます。

見学会の後はJR大垣駅前の居酒屋「魚民」にて

懇親会を行いました。

大垣駅近くで懇親会を行うのは、9年前の

徳山ダム見学会以来と思われます。

あの時は、懇親会後大雨で1時間近く駅で足止めを

くらうというハプニングがありましたが、

今回は何事もなく、無事終わりました。