H23.6.11 6月例会

集合場所の西高蔵駅改札前にて

今回は会員の本堀氏(衛生部門:写真中央)の

ご厚意により名古屋中央卸売市場内にある

竃{堀商会の発泡スチロールリサイクル

プラントの見学させていただくことになりました。

プラントの稼動時間の関係で、

今回は異例の午前中の例会となりました。

出発前に今回初参加の会員と、

大阪からはるばる来ていただいた

近畿青年技術士懇談会の宮西氏(化学)

に自己紹介をしていただき、

その後徒歩で駅から中央卸売り市場

に移動しました。

 

名古屋中央卸売市場は

去年COP10のあった名古屋国際会議場

の北向かいにあり、

市営地下鉄の西高蔵駅と日比野駅

に挟まれるかたちになっています。

写真のビルは市場内にある冷凍庫ビル。

リサイクルプラントに集められる発泡スチロール容器

どうして市場内にリサイクルプラントがあるのかと

いえば、市場内では食品の容器として

大量の発泡スチロールの箱が使われるためです。

廃棄される箱の中には、ビニールテープなど

のリサイクルの邪魔になる不純物が付いているものが

ありますが、これらは手作業で除去されるとのこと。

破砕工程の様子

箱のままでは、かさばるため

機械で粉々に破砕します。

写真が発泡スチロール容器を破砕する機械です

 

破砕した発泡スチロールは

一旦ストックタンク(写真)に貯められます。

タンク内の発砲スチロールは固まらないように

攪拌されています。

攪拌用のモーター(右下写真)は、ボルト1本だけで

取り付けられていますが、

これは、攪拌機の軸に負荷がかからないように

わざと遊びをつけるためとのこと。

 

減容工程の様子

破砕された発泡スチロールは

ここの機械で溶かして板状に固められます。

最新の機械では摩擦によって溶かしているそうです。

板状になったものは、外見上は破砕した

ものを押し固めただけのように見えますが

中の断面をみると、溶けて飴のように固まっているのが

判ります。(右下写真)

 

工場を見た後は、倉庫へ移動し

処理した発泡スチロールの出荷体制や保管、

その他の容器リサイクルの現状について

説明していただきました。

その後は、本堀商会から市場で作られた玉子焼きと

練り物(右下写真)を提供していただき、

参加者の皆さんで美味しくいただきました。

 

すこし時間に余裕があっため

旧工場も見学しました。

写真の機械は、発泡スチロール

を破砕して電熱で溶かして金型に

入れて固めるものです。

制御はアナログ、製造元は存在せず

現場の人により様々なカスタマイズがされています。

市場内の見学

せりは行われていないため

殆んど人はいません。

市場で競りなどが行われるのは

午前4頃なので、見るためには

相当早起きする必要があります。

(それ以前に一般人は入場不可ですが・・)

 

これが市場の本来の入口です。

表玄関だけあって

古めのが多い中に比べると

あってものが新しくてきれいです。

 

市場を出たすぐ近くにある

場外市場の様子です。

こちらは一般人でも入ることが出来ます。

同じようなところが、柳橋などにもありますね。

 

懇親会の様子

例会(見学会)が午前中のため

懇親会は昼に行いました。

会場の手配をした副担当の山川氏は

昼間に飲み放題のコースをやってくれる

店を探すのに苦労したようです。